20.2.13

SolidRun Cubox Pro 1stインプレ。

Cubox Pro
イスラエルから予約購入していたSolidRun Cubox Proが届いた。
僕にしては珍しく人柱になってみた。

Cubox。世の中には意外と気になっている人が多いらしいけど、海外・・・しかも、イスラエルってところが購入のハードルを上げているようだ。
けれど、アメリカから買ったことがあるような人なら、アメリカでの買い物となんら変わりない。普通に注文すれば何の問題も無く届けてくれる。eBayなんかよりよほどハードルが低い。

ちなみに、オフィシャルサイトでCuboxをカートに入れると「No shipping methods available to your location」と言うメッセージが表示されるが、これはWebショップのフレームワークのバグみたいなので気にしなくて良い
(どうやら、ユーザーが未ログイン状態で所在地が「不明」だと、「配送方法がない」と表示するようだ。)
ログインすると表示されなくなるし、僕のように買えているという実績もあるので安心して良いだろう。

どのくらいで手に入るのか気になる人もいると思う。だけどそれに関しては、僕の場合1月末出荷予定のProをPreOrderで12月末に注文しているので、あまり参考にならない。発送さえされてしまえば1週間程度で届いた。

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さて、一応Cuboxの紹介をしておこう。

Cuboxは超低消費電力・超小型のPCだ。そして価格も安い。ノーマルのCuboxなら$120程度で売られており、メモリ拡張版のCubox Proでも$160で売られている。送料込みで2万円弱だ。

低消費電力とは書いたが、数字にすると驚く。なんと3w程度で稼働するらしい。まるでUSB機器並なPCである。点けっぱなしにしても殆ど痛くない。そして、どのくらい小さいかって言うと、こんな感じ。
Cubox Pro

この小ささに、ぎっしりとインタフェースを用意しているのが魅力のPCである。

なお、作りは一見すると良いけど、実のところは価格相応。微妙にコネクタが斜めに収まってたりして、差すときに引っかかったりする。


商品説明はこのくらいとして、とりあえず今日のログでは開梱~起動確認までの印象と作業を記録しておく。

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開けて商品を取り出すと、本体、ACアダプター(日本のコンセント)、説明書が出てきた。日本タイプのACアダプターってのが地味に有り難い。・・・あれ?UbuntuプリインストールのMicroSDカードがないぞ。

説明書によると、既に本体に刺さっているらしい。・・・って、どこだよ!
Cubox Pro

って思ってよく見たら、ありました。一番下のスロットに。見えねぇよ・・・
Cubox Pro

爪を何とか引っかけて引っ張り出すと、Transcend製のMicroSDカードが出てきた。なかなか良い物を使ってる。

本体背面には律儀にMACアドレスが記載されている。僕のやつの末尾は「072D」らしい。
こういうネットワークに繋ぐ機器では、DHCPの設定で"Macアドレスへの固定IPアドレス割り当て"を使えば、DHCPで何のアドレスが割り振られたか分からなくなるってことがなくて便利である。よく考えられているなぁとは思いつつ、IPアドレスが行方不明になるって問題が起きても気合いで乗り切ることにした。

MicroSDカードを戻し、HDMIケーブル、LANケーブル、USBキーボードを繋いで電源コードを差す。電源ボタンなんて物はないので、これで電源が入る。本体が軽すぎてHDMIケーブルに負けていた(笑
しばらく経つとUbuntuの画面が表示された。動作的に問題はなさそうだ。


引き続き、SSHで入ろうと思って、CuboxのIPアドレスを調べるためにWindowsのプロンプトを起動した。(検索窓に「cmd」って入れれば起動する)
まずは、ARPテーブル確認だ。
> arp -a


現在のarpテーブル・・・通信しているIPアドレス一覧が出る。厳密にはこれは一覧ではないけど、ここでは気にしない。
一般家庭のルータなら、アドレスは若い方から順に割り当てられているはずだ。ということで、最後にネットワークに追加されたのはうちの環境では192.168.1.12ってことになる。

しかし、これはMacアドレスが違うのでCuboxではない。
探すために、192.168.1.13から、1.14, 1.15, ...と順にPingを打っていく。
> ping 192.168.1.13
> ping 192.168.1.14

192.168.1.14で応答があった。
再びarpテーブルを確認する。
> arp -a

Macアドレスが違う。

引き続き1.15から順にpingを打っていく。打っていく。打っていく・・・が、もう新しい機器は見つからない。
まさかなぁ、と思いながら192.168.1.14にSSHしてみたら、Linuxっぽい反応が返ってくる。Cubox発見。

何も下調べしてなかったので、ありそうなパスワードを順番に入れてみて何とかログインできた。(ちゃんと調べておこう)
ユーザーはroot、パスワードはcuboxだ。

で、Macアドレスを確認してみる。
> ifconfig

やっぱりシールに書いてあったのと違うじゃん!
これじゃDHCP側でIPアドレス固定できないよ・・・

イスラエルクォリティに面食らいながら、とりあえず正常に動くことは確認できた。
最後に、Proたる所以の2GBのメモリを確認しよう。
root@cubox:~# cat /proc/meminfo
MemTotal: 1678752 kB
MemFree: 1287640 kB
Buffers: 22932 kB
Cached: 114168 kB
SwapCached: 0 kB
以下略

・・・ん?1.6GB??なんだその端数は。

とググってみると、400MBほどVRAMに回ってるみたいだ。
1.6GB + 0.4GB = 2GB。なるほど。
BIOSからVRAMの値を変えられるとか何とか・・・まぁ、今のところ放置で良いだろう。


以上で動作確認を終えて今日は終了とした。

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ところで、僕が何のためにこれを買ったのかってのはまた今度のネタとしておこう。

今思うと、同じ価格でKindle Fire HDが手に入るのは悩ましいところである。ガジェットの面白さではこっちの方が上だったかもしれない。
また、将来投資って意味ならOUYAを買うってのも面白いかもしれない。

まぁ、それでも用途はアイディア次第で無限大なCuboxなので、しばらく遊び倒したいと思う。
この話は、また次の機会に。

p.s. 殆どの写真がぶれてたりピントずれしてるけど、ただの記録写真なのでご容赦を。(うち、照明が暗いんです)

19.2.13

NuForce DiaとIcon AMP

Omotesando, Tokyo
オーディオの話。それは文字だらけを意味する。
Blogger to Twitter/Facebook の自動投稿が途切れていたんだけど、復旧一発目に書くネタじゃないなぁ(笑
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29歳の僕ではあるが、さりげにオーディオ歴は11年目に達している。
近年は自分のオーディオの終着点を考えるようになってきた。

自虐的ではあるが、機器に金と時間を掛けるより、より多くのソフトを鑑賞した方が人間的にも話題的にも有意義だ。「良い音楽好き」であるべきで、「良い音好き」では損をする。さっさと終着点に着きたいものだ。


最近常々考えていることがある。「巨大で重たくて高い割にすぐ値崩れするAVアンプをどうにかしたい」ってことだ。
マルチチャンネルに関しては繋がりさえ良ければ音質はそこそこで良いって割り切りになってきている。その代わり、2chの音質を研ぎ澄ましたい。何しろ、家にいるときにはCD(あるいはそれに準ずるもの)を聴いてる時間がとにかく長いから。

元々僕は2chもイケる「ピュアオーディオレベルのAVアンプ」に全てを集約する思想の信奉者だったんだが、「AVアンプで2chもイケる」を目指すと、各メーカーのフラッグシップレベルを狙うことになり、とにかくデカくて重たくて高くて超デカくて不便だってことにつくづくガッカリになってきたってのが事の発端だ。

TA-DA7000ES
↑デカくて重い我が家のAVアンプ、SONY TA-DA7000ES。

色々考えてみたものの、安くて手っ取り早い方法は、やっぱり2chとAVアンプを分けるってことだった。2chアンプとAVアンプを分けてしまえば、新機能だらけで値崩れしやすいAVアンプを気軽に交換可能になる。いつかは「音質そこそこだけど小型」なAVアンプも出るかもしれない。(期待してるよ、SONYさん、Pioneerさん!)
某家電量販店でスピーカー試聴を頼んだデノンの販売員さんが「AVアンプとステレオアンプは全く違いますよ!このスピーカーならステレオアンプ買った方が良いですよ!」って、こっちの都合(置く場所がない!)も聞かずにデノンのアンプ推しを始めそうになってイラッときたんだけど、結局2chアンプを買うのが音質面でも設置面でも一番効果的って結論になったのが我ながら何とも滑稽である。イラッときてごめんなさい、販売員さん。

こんな思想の後押しをしたのが、最近よくオーディオの話をする先輩がNuForce Diaを週末に貸してくれたっていう機会である。
会社からアンプを手提げ袋で持ち帰ったのなんて初めてだ。それができちゃうNuForceは凄い(笑

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NuForce AMP + NuForce HDP
上はNuForce Dia、下はNuForce HDP。

NuForce Diaの音についてレビューしておくが、音は、言うなれば、高原の風だ。
なんて、詩的な表現(僕が書くと恥ずかしい)をしているところが多いのでまんま真似してみた。
いや、でも聴いていると、その表現はよく分かる。ELACとの相性は抜群に良く、全ての音が恐ろしくクリアで、鮮度があって、静寂が本当に静寂で、適度な響きと滑らかさがあって、超が付くほど高解像度で、軽い。・・・っていうか、低音に量がない。

なんて書くと誤解されそうなので注記するが、低音が出ていないわけではない。低音はソースに含まれているものを忠実に出しているが、それ以上は装飾がないように感じられるのだ。言い換えると、これまでの僕の聴いたことのあるアンプは低音の速度が鈍くて(?)、結果的に量が出ていたんじゃないかと感じている。TA-DA7000ESも低音が少ないと言われるアンプなのに、そのユーザーが少ないという印象を抱くのだから・・・ このすっきりした低音は低音重視派にはきっと物足りないだろう。カナル型のような、低音は量より質なイヤフォンが好みな人なら問題にならないだろうと思う。

ELAC 310IBってのはアンプ食いなんて言われるけど、Diaはあの小さくて軽い筐体で310を元気に鳴らしてくれた。ボリュームの心配をする人もいるかもしれないが、それについては心配いらなそうだ。僕の場合、ボリュームは40%程度までしか上げていない。また、この組み合わせだと音のコントラストが鮮明で、低音量時にとても心地良く聴けるのは特徴的だった。

我が家のデカブツ(SONY TA-DA7000ES)との比較では、低音の量、制動力に関しては、デカブツの方が上に感じられた。しかし、その他の解像力や瑞々しさはDiaの方が圧巻だ。特にその差は、小音量時に顕著になった。音量を下げても分解して心地良いDiaと、少しずつ曇っていくTA-DA7000ES。何より、Diaは絶えず元気の良い音が出ていて、深いことを気にせずに音楽を楽しもうって気にさせる力に満ちていた。音量を上げていればTA-DA7000ESとの音の善し悪しはさして無く、どっちが好みかって問題になるだろう。でも、ここは日本の集合住宅。どっちが好きかって言えば、もちろんDiaだ。

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ということで、こんな中毒性のある音を聴いてしまった僕は、2ch専用アンプを手に入れるっていう、数ヶ月前は「いかにもオーディオマニア的でやりたくない」って思ってたことを実践に移し始めてしまった。

NuForce AMP + NuForce HDP
そして、Icon AMPを中古で手に入れてきてしまった。1.5万円。超小型なサイズ感も伴って、本当に安いアンプだ。
RCA入力x1しかないっていう漢らしい作りなので、Icon HDPからRCAを入れて、HDPをセレクターにしている。
設置は縦置きが普通だけど、スペースの都合上2台を横に並べている。左がAMP、右がHDP。

なんで、DiaではなくAMPだったのかって言うと、AVアンプのプリアウトから入力してフロント2ch専用アンプとして使ってみたいという理由からだ。Diaはデジタル入力しか受け付けない漢らしいつくりだ。でも、Icon AMPも上記の通りRCAは1系統しかないので、HDPを経由して入れている。
 AVアンプ(プリアウト)→プリアンプ→プリメインアンプ→スピーカー
っていう、シンプルさの欠片もない激しいスタック(笑

Diaとは同時に聴き比べることができなかったのだけど、記憶の中のDiaと比較してみる。
音の第一印象はDiaとそっくりだ。違うところを言うなら、Diaの方が深く澄んでいて、Icon AMPの方が響きが有り低音に量感がある。それってつまり、Icon AMPの方がアナログアンプ、真空管アンプみたいなのかもしれない。HDPの時も同じ印象を抱いたので、もしかしたら正確にHDPの音を増幅しているだけかもしれない。そして、本当に高解像度なアンプだ。Dia同様、低音量時も高解像度なつくりは変わらずに、聴いていて楽しい音を出す。
うちのデカブツとも比較してみたが、やっぱり音量に対する解像度の変化が明確な差だった。Icon AMPは低音量でも曇らないので心地良い。音量を上げたときの低音の処理はやっぱり、TA-DA7000ESの方が上手だと思うことが多かった。しかし、全体評価でIcon AMPと比較してしまうと、TA-DA7000ESは全体に霞が掛かっているような印象があって、総合的に解像力で負けていた。大音量時はともかく、通常の音領域では断然Icon AMPの音がクリアで元気が良くて心地良かったのが印象的だ。

出力が小さいことから音量面を心配していたが、Icon AMPおよびHDPを音量Maxにしてパワーアンプもどきにした状態で、TA-DA7000ESのプリアウトからIcon AMPへ出力した信号がこれまでより3~5dBほど下がってしまったってのが音量の差だろうか。確かに音量に余裕はないが、音質的な問題は感じられなかった。


ということで、これまで430x174x475mm、23.5kgという巨大な筐体で鳴っていた我が家のELAC 310IBは、今は32x150x106mm、0.4kgの小型軽量な筐体で鳴っている。これでAVアンプさえ小さくなれば、望ましいミニコンポ構成だ。

長くなってきたのでここまで。

7.2.13

SIGMA 30mm F2.8 EX DN

17:27
久々にカメラの話。

最近SIGMAがDP3MおよびEマウント・マイクロフォーサーズマウントの新作レンズを発表している。長らくのDPユーザーとしてはDP3Mに当然惹かれるところがあるんだけど、NEXユーザーとしてはEマウントレンズにも惹かれる。中でも、60mmなんて試しがいのある面白い焦点距離で、もし値段が以前のEマウントレンズ並だったら買ってしまいそうだなぁなんてワクワクだ。

そんな「以前のEマウントレンズ」だけど、ただでさえ安いのに、今はかなり値段が落ちている。DP1M相当の19mmDP2M相当の30mm、本ログを記録時点で、どちらも1万円を切っている。
これらのレンズの性能は各所に書かれているように本当に素晴らしく、NEXのキットレンズ買うくらいならコレを買った方が良いと心からお勧めできる物だ。


というわけで、30mmの方を買ってしまった。
SIGMA 30mm F2.8 EX DN
19mmも勿論気にはなるんだけど、DP1Mを持っているので焦点距離の重複は避けておいた。

この値段ながら作りはしっかりで、コンパクトな見た目も良い。しかもケースが何気にしっかりした作りで嬉しい。
フィルタ径は46mmなので、Merrill以前のDPシリーズを使っていたユーザーならフィルタ資産を使用できるってのも嬉しいところだ。
フードはないけど、必要ならねじ込み式フードを使えば良いだろう。僕は初代DP2のために買った八仙堂のフードを着けている。

Test shot.
届いたばかりでまだこの1枚のテストショットしか撮れてないけど、それでも写りの良さはすぐに分かるほどの素晴らしさだ。

換算すると45mm、これはほぼDP2の画角なんだけど、この画角は本当に心地良い画角だなぁって思う。被写体が明確に際立って、それでいて周辺も入り込む広角的な要素もある。
楽しい。

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