18.9.12

SIGMA DP1 Merrill インプレ。

DP1 Merrill Test
早速MNPでiPhone5の予約をしてきた。その間に撮ったテストショットが↑ ってことで、今日のログの本題はSIGMA DP1 Merrillです。

Tsukiji
技術的、歴史的な背景はDPオフィシャルサイトにあるので書かないけど、ユーザーの常套句だけは使わせて頂きたい。


解像力が凄まじい。


いくつか撮ってきた写真を掲載するが・・・
Tsukiji
Tsukiji
炙った部分の脂の感じとか、海老の表面の質感とか・・・ (Flickrだと拡大するのが面倒だけど)等倍で見てもらっても大丈夫なくらい良く写る。
最近主に使ってるカメラはSONY NEX-5Nなんだけど、APS-Cサイズのカメラってここまで写るもんだっけ?って不思議に思うくらいに解像している。本当に、フルサイズや中判と同等ってのはその通りに思う。

Daikanyama, Tokyo
これなんかもよく見ると、ガラスの奥の本棚の文字も認識できるし、ガラスの反射に写る車のナンバープレートや人の表情も捉えている。

Daikanyama, Tokyo
これは現像しているときに笑ってしまったんだが、ガラスに入っている飛散防止?の細いワイヤーがくっきり写っている。NEX-5Nで撮ってるときにそんな所に感動した記憶が無いから、きっとNEX-5Nではノイズと解釈されて消されているのだろう。

解像力の話はあらゆるサイトで語られることだろうから、このくらいにしておこう。

あとは僕の印象について記録を残していきたい。

まずカメラ自身の操作性だけど、これは初代(無印)DP1, DP2を使っていた僕からしたら、抜群に良くなった。フォーカスとファンクションのダイヤルがとても便利だし、モードダイヤルではなく、モードボタンが用意されたのも非常に良い。DP2以来伝統のクイックメニューもすこぶる快適だ。
7枚分のバッファも素晴らしい。SDカードへのデータ書込みは(大容量のせいで)酷く長いし、その間操作が制限されるけど、撮影だけはバッファが空いている限り続けられる。おかげで、タイミングをしくじったら何十秒も撮影不能になる以前のDPみたいなジレンマはなくなった。
それに、AFも速く正確になったし、高感度はお世辞にも強いとは言えないが、レンズはf/2.8と明るくなった。シャッターの振動がほぼないカメラなので、その気になれば手持ちで夜景もがんばれる。
Daikanyama, Tokyo

前のDPシリーズは、そのできないことの多さから「ホームランバッター」的だと思っていたけど、今回のこのDP1M/DP2Mはほとんど致命的な欠点が無い。そのおかげで、俺がいまいちなショットを量産してしまうのは単純に腕が悪いってことだとハッキリと理解できてしまった。うむ・・・


次は現像ソフトについてだけど、現像ソフトSIGMA Photo Pro 5は、この大容量・超情報量のRAWファイルを扱える唯一のソフトで、UIもなかなかに洗練されていて快適に使える。
もちろんこのドデカいファイルを読み込んでいる最中に固まってしまうことはあるし、メモリの少ないPCでは良く落ちるらしい。それでも、僕の環境ではひとまず快適だ。

ただ、機能面は・・・というと、まだLightroomには及ばない。
たとえば、このカメラはよくハイライト部にパープルフリンジが発生するのだが、Photo Proではそれを存分に取り除くことはできないように思う。左はPhoto Proで現像した生の状態、右はLightroomで処理した状態だ。

このように、色周りの調整は特にLightroomに軍配が上がることが多い。
できることできないことがあるのは仕方が無いので、現在はPhoto Proで一次現像、Lightroomで仕上げという、2段構成でFlickrにアップしている。Lightroomが対応してくれたら良いなぁとは思うけれど、ひとまずはこれで問題ない。

書きたいことはまだいっぱいあるけれど、それは追々また書いておこうと思う。

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最後に、DP1とDP2のどちらにするか迷ってこんな辺鄙なブログを読みに来た方へ。
僕は一応、初代のDP1, DP2を両方所有しているので、DP2の30mm(換算45mm)もDP1の19mm(換算28mm)も知っている人間と言うことになる。そんな僕がMerrill世代でDP1を選んだ理由について、メモしておきたい。

(カメラ好きなら知ってると思うけど) 45mmほどの画角になれば画面に入れる入れないという取捨選択が可能なのだが、28mmでは取捨選択なんてコントロール不能になることが多い。
28mmの画角は、目の前の景色、周辺視野も含めた広い範囲を捉える画角であり、被写体に一歩近寄らないと遠く感じてしまうという距離感の難しい画角であり、ともすれば不要な物が画面の端に飛び込んでしまう悩ましさがある画角だ。
だからこそ、偶然性やら意外性やら、撮影者の思惑(通りにいかなかった事実)やらが写真に取り込まれてしまう。そしてそんな写真を後日見たときに、完全にコントロールしきった写真では感じない、妙に生々しい世界を感じてしまう。それが、僕がDP1を選んだ理由だ。

上述通り今僕はNEX-5Nを使っているわけだが・・・どんな状況でも撮れるNEXシリーズは優秀で好きだ。
その真逆に位置するDPシリーズ、この苦労が楽しすぎる。

3日間使って改めて感じた。やっぱり、DP1は面白い。

Shibuya, Tokyo

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